脂肪吸引後の修正
他院で太ももの脂肪吸引をされて、お尻が垂れ、でこぼこになった方です。
原因は明らかで不必要に取りすぎです。
過去に修正の記事で何度も登場しているクリニックですが、大阪でも名古屋でもとても相談が多いです。
この方も術後の圧迫が悪いせいだと本人のせいにされ、それっきりだそうです。
過去にも言及していますが、脂肪吸引は美しいボディラインにするための手術であって、脂肪をとにかく沢山取り除く手術ではありません。
少しでも多く脂肪を取ってください!できるだけ細くしてください!というご要望をよく頂きますが、本当に取れるだけ取ってしまうと、美しい仕上がりにはなりません。
ゼロ近くまでしっかり取るところ、敢えて残すところの判断をしっかり付けて脂肪吸引することが重要です。
年齢や皮下脂肪の量、筋肉量、皮膚の状態によって、どこまで脂肪を取ってもいいかというのは人によって様々です。
皮膚の引き締まる限界を超えて脂肪を取ってしまうと、たるみが出たり、しわしわの老けた仕上がりになってしまいます。
この方は32歳でまだお若いですが、おばあちゃんのような下半身になってしまいました。
脂肪がほとんど取られていて皮膚と筋肉が癒着していたり、硬い瘢痕組織が増えているのでベイザーで均すことはせずに、特に見た目気になる部分に注入を行いました。
色々な部分を脂肪吸引されていて、脂肪があまり取れない方なのでポイントを絞って修正しました。
一回の修正後3ヶ月後の経過です。
組織が硬く癒着が強かったのですが、まずまず定着してくれました。
あと2,3回注入できる脂肪が取れればかなり良くなりそうですが、現状難しそうです。
このように修正は脂肪吸引以上に技術も必要で、費用と期間もかかります。
十分に調べもせず安易に手術を受けるのは危険です。
過去の記事では、太ももの他院修正についても解説しています。
▷他院脂肪吸引後の修正(太もも)
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