先日、名古屋で開催された、『乳房再建を考える会』(通称TOBI研)に参加してきました。

以前から交流のあった木沢記念病院 高木美香子先生のお誘いです。

今回は下垂乳房に対する再建で健側とどのように一致させるかというテーマでしたが、インプラント(シリコンバッグ)を入れるより抜く方が多い私にとっては新鮮な話でした。

一方で、インプラント(シリコンバッグ)のみの再建の限界も知ることができました。

・大きさは保たれるが、入れて数か月で見た目が凸凹(皮下が薄いことでリップリングが早期から目立つ)

・数年で被膜拘縮が強くなり、せっかく合わせた下縁が上がってしまって左右差がでる

・異物感が強そう

などなど、これらの問題点を解決するには脂肪注入との組み合わせが不可欠であると認識できました。

健側の大きさにもよりますが、脂肪注入のみで患側のボリュームを出せる症例は少なく、現実的には脂肪注入でできるだけ層を厚くして、最後にできるだけ小さなインプラント(シリコンバッグ)を挿入するのが長く自然な胸を維持する方法かなと思っています。

今回の研究会の参加で、東海地方のいろいろな病院の先生方と面識ができたことが大きな収穫でした。

今後は中部形成外科学会での発表、名古屋院でのセミナー開催(8/24木)に向けて頑張っていこうと思います。

過去の乳癌術後の再建に関するブログはこちら「乳癌術後の再建 6ヶ月後」から。

ザクリニックのコラム」でも、乳房再建について、様々な情報を発信しています。