授乳後のコンデンスリッチ豊胸 2か月後

授乳後のコンデンスリッチ豊胸の症例です。

コンデンスリッチ豊胸2か月後

この方は手術の際、脂肪がある程度余ったので1か月後に保存した脂肪をもう一度注入しました。

注入量は

初回:左右180cc

2回目(保存分):左右50cc

量を見ると少ないですが、脂肪が無理なく入っていることでより良い定着率となりました。

2か月の段階でエコーでも小さなしこりもない状態です。

また6ヶ月目に検査しますが大丈夫でしょう。

 

脂肪で豊胸を考えていらっしゃる方は、ほぼ皆さん「しこりができないか」という心配をされます。

当院では「まずできませんし、万が一できてもしっかり取り除くところまでフォローしますね」とお伝えしています。

ただ、他のクリニックにカウンセリングに行った方でも「他のクリニックでもしこりはできないと言われました。」と言われる方がいらっしゃいます。

当院は術前術後にエコー検査を行いますが、知る限りしっかりこのように検査を行っている施設は他にありません。

術前検査の目的は乳癌などの病気を除外するためで、もし乳癌が見つかれば豊胸どころではありません。個人的に500例以上コンデンスリッチ豊胸を行っていますが、何人かは術前検査でひっかかり手術しなかった方がいらっしゃいます。もし乳癌の方に脂肪注入を行って癌細胞を散らせてしまったら…大変なことになります。

術後検査は主にしこりが出来ていないかのチェックです。エコー検査レベルで数mmのoil cystも無いことが確認できれば自分の手技が正しく安全なものだという確認にもなりますし、自信をもって「これから乳癌検診にも行けますよ」とお伝えすることができます。

術前後にエコー検査を行わない施設の「しこりができない」というのは自分で触って分かるレベルのことを指しているのだと思いますが、他院で脂肪注入されている方はコンデンスリッチ・ピュアグラフト・セリューションに限らずほぼ100%エコーでしこりが見つかります。問題は注入方法ですが、術後検査をする習慣がないので手技の改善・進化ができないのだと思います。

私が目指すのは他の病院での乳癌検診(エコー検査や画像診断)で分からないレベルの究極に安全で自然な脂肪注入です。

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