乳癌術後の再建 1か月後
12月のブログでご紹介した、乳癌術後のコンデンスリッチファットを使った再建の方が術後1ヶ月の診察にいらしてくださいました。
正面
斜め
側面
側面が分かりやすいかもしれません。
乳房表面がリップリング(被膜拘縮)でガタガタしていましたが、脂肪の厚みが出たことでリップリングが目立たなくなり綺麗なカーブになっています。
インプラント(シリコンバッグ)上縁の段差もとてもなだらかになって自然になりましたね。
エコー画像を見てみましょう。
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5mmだった層が、脂肪層に厚みが出て倍の10mm程度になっています。
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シリコンバッグの上縁の段差のあった境界部分です。
ここも脂肪層が厚くなっています。
1ヶ月なので小さなoil cystが散見されますが、短期間で吸収されるレベルのものでした。
明らかな脂肪壊死像もないので、それほどボリュームダウンせずに定着してくれそうです。
結果次第では、バッグを取り出してすべて脂肪に置き換えることも可能かもしれません。
その場合は何回かに分けて適度な量を注入することになりますが、FAT BANKで脂肪を保存していますので、新たに脂肪を採取する必要もなく、手術後のお体の負担も最小限でしょう。
乳がん術後の再建についての詳細は下記のリンクよりご覧いただけます。
▷脂肪注入による乳房再建(THE CLINIC)
◎乳房再建に関する最新の情報は『ザクリニックのコラム』でもご紹介しています。
◎私、福田が担当した乳房再建症例は「よくわかる!脂肪注入の乳房再建」でも詳しくご紹介しています。
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