エコーガイド下でのヒアルロン酸除去
今日ご紹介するのは、ヒアルロン酸で豊胸され、年々硬くなり除去を希望された方です。
長く残るタイプのヒアルロン酸はしこり化しやすいようです。
ヒアルロン酸自体が硬くなるのではなく、異物反応で周囲に被膜ができて拘縮が起こるため硬く感じてきます。
これはシリコンバッグの場合も同じです。
体に害はないと言っても、体にとっては異物は異物なんですね。
エコーを使うことで、外から触れないような数mm大のものまで確実に取り除くことができます。
今回の方とは別ですが…
ヒアルロン酸を注入する層は主に乳腺下なのですが、最近皮下のごく浅い層に注入することで溶解できない非常に大変なトラブルになってしまう方を複数見ました。
あるバスト専門を謳うクリニックなのですが、本当に治療のしようがないので止めていただきたいです!
皮下の浅い層は血流が多いため、注入時に出血が起きます。これは術後に内出血があるかどうかで分かります。
ヒアルロン酸に血液が触れると異物反応が加速します。
短期間で急速に被膜が形成されさらに厚く肥厚します。
そうなると、ヒアルロン酸を溶かしても厚みのある被膜だけが残ります。
皮下の浅い層にそういうものが残るので、見た目にも触っても硬い凸凹が残ってしまいます。
これはもう大きな切開しか、修正方法がありません。
医療行為というよりも傷害に近いような、とんでもない方法です。
ヒアルロン酸による豊胸はダウンタイムも少なく手軽な方法ですが、やり方によっては取り返しのつかないことになる場合もありますので要注意です。
◎豊胸に関する正しい情報は、『豊胸・バストアップ徹底解析!』でもご紹介しています。併せてご覧ください。
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