シリコンバッグの被膜(カプセル)拘縮
シリコンバッグが入っている方のお悩みとして、
・硬くなってきた
・形が不自然になってきた
・辺縁がペコペコする
といった訴えが多いです。
このような状態になるのは『拘縮が起こってきたため』なのですが、いまいちイメージしにくい人が多いと思います。
先日、シリコンバッグ取り出しからのコンデンスリッチ豊胸を行っている際に、興味深い写真が撮れました。
取り出したシリコンバッグに被膜(カプセル)がぐるっと一周巻き付いて、バッグを締付けているいる状態です。
シリコンバッグは人体にとって異物なので、時間がたつと周囲に線維性の膜が形成されバッグを取り囲みます。
その膜を『被膜』とか『カプセル』と呼んでいる訳ですが、それが時間が経つにつれ、硬く厚くなっていきバッグを押しつぶすようになっていきます。
写真で見ても分かるようにバッグにヨレができていますね。
このように胸の中でバッグは変形していくので、上述したような自覚症状が出てくるのです。
この方はこの後、コンデンスリッチファット(濃縮した自身の脂肪)を丁寧に細かく注入し、とても自然な胸になりました。
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