脂肪注入に関する最新の知見
先週、イタリアからDr.Gentileが来日し、東京院で脂肪注入による豊胸のデモンストレーションが行われました。
我々のやっているコンデンスリッチ法とも、ピュアグラフトやセリューションとも異なる方法です。
自身の脂肪を活用して移植する方法は世界中でいろいろな方法が検討されていますが、Dr.Gentileはその分野の第一人者です。
今までは、「注入した脂肪がそのまま定着する」という考え方が主流でしたが、ここ数年で否定されつつあります。
単に新鮮な脂肪・脂肪幹細胞を注入すればいいだけではなく、SVF(Stromal Vascular Fraction)という細胞以外の周辺組織も定着に欠かせないことがわかってきました。
定着しボリュームを出すためには、脂肪細胞・脂肪幹細胞・SVF 3つのバランスが大切でどれかが偏っていてもいい結果にならないようです。
(この辺を詳しく説明してもなかなか難しく理解が得られないので、おそらく今後も「定着には血流が必要です」という簡略化した説明をせざるを得ませんが・・・)
世界トップレベルの知見を得ることで、勉強になることもありましたが、普段、THE CLINICが行っている手技・手法が世界トップのレベルにあると再認識できた日でもありました。