他院修正の投稿が続きます。
胸のしこり相談とともに相変わらず脂肪吸引後の修正相談も多いですね。
カウンセリングで耳触りのよいことばかり聞くと、どの医者がいいのかわからなくなってくるようです。
私のブログがそういった判断の一助になれば幸いです。
(つまり、最初からうちに相談に来てくださいってことなんですが^^;)
修正相談の方がみなさん口をそろえて言われるのは「他院の方が安かったから…最初からここでやれば良かったです…」という言葉です。
当院が特別高い価格設定ではありませんが、他と比較して明らかに価格が安いところはそうせざるを得ない理由があります。
今回は太腿内側の修正です。
太腿の付け根部分がクレーターのようにえぐられています。
脂肪吸引のカニューレを挿入する傷に近い部分は通る回数が多いので、経験の少ない人が行うと意識しないといつの間にか脂肪を取りすぎてしまっているということが起こります。
もう一つはよくある斜めの線状の跡。
これも吸引カニューレが通った跡なのですが、この写真の位置にできている事が多いです。
これは仰向けに寝ている患者さんと術者の立ち位置の関係によるもので、斜めに入った線の角度に吸引カニューレが通りやすいために無意識に吸引する回数が増えているためです。
下手くそな絵ですが、、、患者さんと術者の立ち位置はこのようになります。
術者の正面となる角度が術者にとって一番体に無理のない体勢(楽な角度)となるので、無意識のうちにこの角度の吸引回数が増えるというわけです。
線の跡は極力吸引しないようにして、その周りを吸引、最後にコンデンスリッチファットを丁寧に細かく注入しました。
術後6か月の状態です。
1度の修正で付け根の凹みは綺麗になり、内側のきつい斜めの線状痕も無くなりました。
修正の場合、かなり浅い層にも手を加えないといけないので赤味は若干残っていますが、時間とともに目立たなくなっていきます。
「またスカートが履けるようになりました!」と喜んでいただけました。
まだ内側のラインが不整なので2度目の修正を行えばさらに自然になるでしょう。